「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編」(以降、ネマタ本2)の何切る問題は「赤あり・祝儀無し、ウマ10000・30000ルール想定」で作られています。またウマが一般的な10000・20000よりも高目に設定されています。トップの価値がかなり高目になっていますね。そのせいか順位戦でラス回避が重視される天鳳よりもかなり押し気味の問題も多く見受けられました。実際、天鳳の鉄強からも「なんかおかしくね?」という声もチラホラと...
というわけで、天鳳ルール想定で解答するとどういう結果になるのか? 本棚からネマタ本2を引っ張りだして再チャレンジすることにしました。
ネマタ本2に関する私のつぶやきまとめ
ネマタ本2出版前 公募の何切るアンケートを解いた頃のつぶやきです。 ※つぶやきの時系列が逆になってます。ご注意を。 アン ...
解答は2方式
2通りの解答結果があります。ご注意ください。
ネマタ化
何切る回答者を一般公募したときにメール回答した時の結果です。ネマタさんの考えをトレースするつもりで問題を解きました。私の解答結果はネマタ本2の「タケオしゃんの回答」(P185)に掲載されています。コメントもあるのでお読みいただけると幸いです。
天鳳ルール想定
言わずと知れたオンライン麻雀ゲーム天鳳の段位戦ルールを想定して問題を解いた結果です。鳳南高段位(九段以上)設定で問題を解きました。やや引き気味な感じもしますが、これも天鳳のラスペナルティが甚大なせいです。ご理解くださいませ。
解答結果
前編・基本演習60題解答結果
それでは、基本演習60題の結果を見てみましょう。
リーチ判断の問題で顕著に正解率が下がりました。リターンを得るためにリスクを取ることは大事ですが、天鳳では罪になることが多々あります。順位に影響するリスクが高まった時は慎重さが必要になります。大事なのはより良い順位を得ることです。
ちなみに、オリ判断の問題はバッチリでした。さすが自称守備型。
天鳳ではリターンに見合わない無駄な振り込みはギルティです。絶対に忘れないようにしましょう。
後編・応用演習30題の結果
今度は応用演習30題の結果を見てみましょう。
ラスト近くでバタバタと不正解になりましたが、天鳳ルールなら不正解でも納得できるのではないでしょうか?
トータル成績
トータルの成績は以下の表のようになりました。
さて、この結果をどう考えればいいのでしょうか?
今回のネマタ本の想定ルールは収支戦です。つまり、
麻雀はアガってなんぼ。持ち点が多ければ多いほど良い。トップの価値はでっかい象~!
ということなのです。
そもそも天鳳の順位戦とは前提が違うのです。もし天鳳プレイヤーがネマタ本2通りの打ち方をそのまま実践すると、あまり良い結果を得られないかもしれません。オリ判断はほぼ天鳳の打ち方にマッチしますが、押し判断はかなり異なると思います。
まとめ
ネマタ2を天鳳で活用する際は、ルールにマッチするようにチューニングする必要があります。
実戦を重ねながらノウハウを積み重ねる。前作「勝つための現代麻雀技術論」を何度も読み返しながらネマタ本2の問題を解きましょう。
何度も繰り返すことがネマタさんの考え方を身につける近道になります。
あとは応用あるのみです。正解率が低くてもめげずに頑張ってください。