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休み中に読んでおきたい本あれこれ

今年も残り僅か。みなさん、麻雀はたくさん打ちましたか?

今回のテーマは、休み中に読んだらいいんじゃなイカ?私の蔵書からピックアップした本を紹介します。たまには麻雀を外から眺めて見るのもいいかも。

孟嘗君

宮城谷昌光氏の中国春秋戦国時代シリーズの中の1冊です。戦国四君の一人。数千人の食客を養い、「鶏鳴狗盗(けいめいくとう)」という故事で有名です。意味は「鶏や犬の真似をして忍び込む盗賊のように卑しくくだらない人間。また、そんな人間も何かの役には立つ」ということです。「一芸は身を助ける」に似てるかな?

群雄割拠の時代で大小様々な国が乱立。強国は覇権を、小国は生き残るために必至。そんなカオスな時代を生き抜いた人たちがいきいきと描かれています。孫子をまとめたと言われる孫臏(そんぴん)も出てきます。

麻雀は4人でプレイするゲーム。1対1で戦うチェスや囲碁将棋には無い外交戦術も必要になることもあります。牌山や相手の手牌が見えないなど、未知の領域(たとえそれが数学的なものであっても)があり、時には「運」、時には「ツキ」という言葉で表現されます。

春秋戦国時代はたくさんの傑人を輩出した時代です。中には運命的な出会いや、宿命的な戦いに身を投じた人物もいます。

この本を読んで、春秋戦国時代に生きた人々や背景に思いを馳せながら麻雀を打つのも良いかもしれませんね。

東周英雄伝

こちらは漫画。小説を読むのが面倒くさい人向けです。
時代背景は「孟嘗君」と同じく春秋戦国時代です。有名人から名もなき人のエピソードを1話完結で描いています。わたしのお気に入りは「完璧」の故事の由来になった藺相如のエピソードです。憧れます。

読みやすく面白いのでおすすめです。

孫子の兵法書

敵を知り己を知れば、百戦危うからず

おそらく誰もが知っている言葉。武田信玄が愛し、ナポレオンも絶賛した兵法書です。麻雀打ちにも応用できる教えがたくさんありますよ。

ビジネスマンを対象にした兵法本はたくさん出版されていますが、こちらの本は訳と簡単な解説が中心で読みやすいです。総ページが177ページという薄さも嬉しいです。
絶版になっていたので、代わりに漫画の方を紹介しておきます。孫子の兵法の入り口としては良いと思います。

そういえば「ジョジョの奇妙な冒険」にも「兵は詭道なり」という言葉がでてききましたね。さすが荒木先生と言っておきましょう(笑)

メジャー

最後は麻雀漫画。やっぱりこれですよね(笑)

麻雀をいかにしてメジャーな競技にするか?

主人公の花園と元教師の高浜が、スーパー純粋すぎる情熱で麻雀界をメジャーな存在に引き上げる奮闘記というよりも青春記。麻雀団体を巻き込み、ライバルと出会い、やがて麻雀をメジャーな競技へと導いていく。

読み応えありすぎの漫画です。原作も絵も申し分なし。内容も当時の麻雀団体事情をかなり詳しく描いています。競技プロの存在意義を問うた問題作としても知られています(たぶん)。

若園

若園(主人公)

花巻

花巻(ライバル)

単行本は竹書房から第1巻しか出ていなくて、第2巻は幻とされていました。たまたまツイッターでつぶやいたところ、小池書院で購入できることを教えていただきました。ツイッターって便利ですね。いい時代になったものです。

小池書院

メジャー:【原作】南波捲【作画】伊賀和洋

ちなみに小池書院の代表取締役は、あの小池一夫氏。スタジオシップが関係した本がたくさんあります。

以上です。アフィリエイトの画像がたくさん貼ってあるのは気のせいです。けっして正月のモチ代を稼ごうって腹じゃありやせんぜ^^

おすすめ麻雀本

G・ウザク

三才ブックス

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